里見香奈女流五冠が3敗目 女性初の「棋士」誕生は見送り
将棋の里見香奈女流五冠が棋士編入試験の第3局で3敗目を喫して不合格となり、女性初の「棋士」誕生は見送りとなりました。
女流タイトルを歴代最多の通算49期獲得している里見女流五冠は男性の棋士相手にも規定の対戦成績を残したため、棋士となるための編入試験を8月から受験していました。
これまで女性で「棋士」となった人はいませんでした。
若手棋士5人と対局し、3勝で合格となる試験で、第1局と第2局で連敗し、後がなくなった里見女流五冠は13日、狩山幹生四段との第3局にのぞみましたが、中盤から苦しい局面になり、午後4時9分103手までで投了に追い込まれ敗れました。
今回の試験では不合格となった里見女流五冠ですが、日本将棋連盟によりますと再び規定の成績を残すことができれば再受験が可能だということです。
このあと、里見女流五冠は会見を行う予定です。