京都大学の研究グループが、地球に被害をもたらす大規模爆発「スーパーフレア」が、太陽で起きる可能性があると発表した。

　京都大学・柴田一成教授らのグループは、太陽と似た星を解析し、スーパーフレアを確認した。スーパーフレアは、太陽フレアの１００倍以上のエネルギーを持ち、近くに大きな惑星があることが発生の条件とされてきたが、爆発を確認した星の周辺には同様の惑星は存在せず、太陽でもスーパーフレアが起きる可能性があるという。

　スーパーフレアが起きた場合、地球規模での大停電や通信障害が起きるおそれがあり、柴田教授らは今後、事前に予測できるかどうか研究することにしている。