副操縦士が高度を…フライトレコーダー解析
フランスで起きた旅客機墜落で、副操縦士が自動操縦装置を調整して意図的に高度を下げたとみられることがフライトレコーダーの解析から分かった。
機体の高度や操縦方法などを記録したフライトレコーダーは2日、墜落現場から見つかり、フランスの航空事故調査局が解析を行っている。
3日に発表された解析内容によると、コックピットにいた操縦士が自動操縦装置を高度を100フィート(=約30メートル)まで下がるよう調整し、その後、さらに調整を繰り返して降下を加速させたことが分かった。
当時、コックピットに1人でいたとみられる副操縦士が、意図的に高度を下げたことになる。
ドイツの検察当局は、副操縦士が自殺の方法を調べていたことを明らかにしていて、副操縦士が自殺するため機体を墜落させた可能性が強まっている。