独機墜落 当局、容疑者特定せず捜査の方針
今年3月にフランス南部で起きたドイツ・ジャーマンウイングス機の墜落で、フランスの検察は事件として本格的な捜査を始める方針を明らかにした。
乗客・乗員150人を乗せたジャーマンウイングス機の墜落で、捜査を行ってきたフランスの検察は11日、故意に機体の高度を下げたとみられるルビッツ副操縦士が、視力の異常をきっかけに精神的に不安定になり、過去5年間で41人の医師の診察を受けていたことを明らかにした。検察は会見で、容疑者を特定せずに、業務上過失致死事件として本格的な捜査を始める方針を発表した。
一方、日本人2人を含む全員の遺体は今月中には遺族の元に帰される見込みだという。