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熊本市で60棟が全半壊 政府調査班が視察

2012年7月13日 17:54
熊本市で60棟が全半壊 政府調査班が視察

 12日に記録的な豪雨となった熊本市では、白川が一部で決壊したため、約10棟が全壊、約50棟が半壊した。床上・床下浸水は計約270棟に上っている。

 一夜明けた13日、住民たちは、家の中から泥をかきだしたり、壊れた家財道具を運びだしたりして、後片付けに追われていた。土砂災害の片づけに追われている住民からは「とても個人で何とかできる復旧作業ではなく、行政に早く動いてほしい」といった声が聞かれた。

 こうした中、中川正春防災相ら、政府の調査チームが13日午後、現地を訪れ、避難所や土砂崩れ現場などを視察した。

 熊本県内では、南阿蘇村の262世帯に避難指示が出ている他、阿蘇市の1万世帯など4市町村で計1万1171世帯に避難勧告が出ている。阿蘇市乙姫では、13日午後3時50分までの1時間に40.5ミリの激しい雨を観測した。