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知人が“溺死” 保険金目的か 逮捕前、取材に応じた男…関与を否定 大阪

2024年9月28日 7:45
知人が“溺死” 保険金目的か 逮捕前、取材に応じた男…関与を否定 大阪

保険金を得る目的で、知人の男性を溺死させたとして逮捕された男。逮捕前、私たちの取材に応じた男は「犯人に仕立て上げられている」と、関与を真っ向から否定しました。

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──自身は関わっていない?

「関わっていない。犯人に仕立て上げられている」

逮捕前の今年5月、私たちの取材に応じ、事件への関与を否定する男。殺人の疑いで逮捕された井上司容疑者(61)です。

井上容疑者は去年12月、知人の池田明弘さん(当時63)を、大阪府柏原市内の河川敷から転落させ、溺死させた疑いがもたれています。

川の下流で遺体で発見された池田さん。背負っていたリュックには鉄アレイなど、あわせて7キロの重りが入っていました。警察は、直前に、この重りを井上容疑者が購入していたことなどから事件に関与したと判断しましたが、私たちが取材した際の音声には…

逮捕前の井上司容疑者
「安易な考えで(川に)入っていったんじゃないかと思ってるんですけど僕は」
「疑われてるんです、保険金殺人。最悪ですよ」

事件が起きた日は、池田さんと河川敷で一緒に“筋トレ”をしていただけだと、関与を否定しました。“保険金”については…

逮捕前の井上司容疑者
「(自分が)保険金の受取人になっている。勝手にね」
「『井上くん受取人になって、これだけ迷惑かけてるんやから』と」
「お金の管理ができない、あの人は。『通帳は井上くん管理して』と」

「死亡保険金の受取人になっていたが、カネは受け取ってはいない」と話しました。

井上容疑者は調べに対し、容疑を否認しているということですが、警察は、井上容疑者が消費者金融に1000万円ほどの借金があったことなどから、池田さんを保険金目的で殺害したとみて、当時の詳しい状況を調べています。

(9月27日放送『news zero』より)