天皇・皇后両陛下は２３日、長野県松本市で、病気のため活動を休止していた指揮者・小澤征爾さんの２年ぶりのオペラ復帰公演を鑑賞された。

　天皇・皇后両陛下は２３日夜、松本市で行われた小澤征爾さん指揮のオペラ公演を鑑賞された。演目はフランスの作曲家・ラベルの童話を題材にしたオペラ「こどもと魔法」で、病気療養のため去年から活動を休んでいた小澤征爾さんにとっては２年ぶりのオペラ復帰公演となった。両陛下は小澤さんの指揮が生み出す繊細な色彩感と、躍動感に満ちた演奏、ユーモラスな演出に熱心に拍手を送られ、終演後は小澤さんと懇談し「元気な姿を見られたことが何よりもよかった」と、公演の成功を喜ばれていたという。

　両陛下は２４日、軽井沢に向かいご静養に入られる予定。