“異常な大干ばつ”いつどこで?国際研究チームが世界で初めて推定
地球温暖化の影響で、異常な大干ばつが将来いつ頃からどこで頻発しそうなのか。国際研究チームが世界で初めて推定しました。
国立環境研究所などは、地球上の川の流量などをシミュレーションし、将来、干ばつが過去の最大規模を何年も続けて超える事態が常態化し始める時期と地域を世界で初めて推定したと発表しました。
今世紀半ばに干ばつの発生頻度が高くなると推定される地域は、特に、地中海沿岸域、南米の中部と南部、オーストラリアなどだということです。
こうした干ばつの発生頻度が高くなる時期は、地域によって今後30年から50年程度だとしています。
研究チームは温暖化対策を進めるとともに、該当する地域では干ばつへの対策を進める必要があるとしています。