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STAP論文、改めて調査を~理研改革委

2014年6月3日 1:31

 STAP細胞の論文をめぐる問題で、外部の有識者でつくる理化学研究所の改革委員会は、2本の論文のうち理研が「調査しない」とした論文についても改めて調査を求めることを決めた。

 この論文をめぐっては、これまでとは異なる疑問が数か所、指摘されていたが、小保方晴子・研究ユニットリーダーら主要著者が論文の取り下げに同意していることから、理研は「調査しない」と決めていた。これに対し、研究不正の防止策などを検討している理研の改革委員会は2日の会合で、「調査をやるべき」という意見で改めて一致したという。

 岸委員長は会見で、「内容にはっきりした区切りが付いていないときは調査委員会は継続しないといけない」と述べ、改めて理研側に再調査を求めることを明らかにした。