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熱中症で救急搬送、北海道で“前週4倍”に

2014年6月10日 15:49

 総務省消防庁は、先週、熱中症で救急搬送された人数を発表した。気温が記録的に高くなった北海道では、搬送された人の数が前週の4倍に上った。

 総務省消防庁によると、2日からの1週間に熱中症で救急搬送された人は全国で1132人に上った。そのうち死亡した人は1人で、搬送された人のうち約半数は65歳以上の高齢者だった。

 先週は全国的に梅雨入りし、ぐずついた天気が続いたため、その前週に比べて搬送された人数は減った。しかし、北海道では3日に今年の国内最高気温となる37.8℃を記録するなどこの時期としては記録的な暑さとなったため、都道府県別では最も多い126人が搬送され、その前週に運ばれた29人の約4倍となった。

 総務省消防庁は、梅雨の時期に入っても湿度が高いと熱中症になりやすいため、こまめな水分補給を呼びかけている。