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圏央道の建設めぐり「行政代執行」木を伐採

2014年8月15日 19:22
圏央道の建設めぐり「行政代執行」木を伐採

 首都圏の外周をつなぐ圏央道の建設をめぐり、埼玉県は15日、期限までに明け渡しに応じなかった用地を強制的に収用する「行政代執行」を実施し、木の伐採作業などを行った。

 行政代執行で木の伐採作業が行われたのは、埼玉県桶川市にある圏央道の建設予定地。圏央道は都心で発生する慢性的な渋滞を解消するため、首都圏の外周を環状につなぐ計画だが、桶川北本ICから白岡菖蒲ICまでの区間に位置する用地の取得が遅れていた。

 地権者が「ヒバの木を植え替える時間がほしい」などとして、今年5月の期限までに明け渡しに応じなかったため、国土交通省などが先月、県知事に対し行政代執行を請求していた。

 ヒバの木は伐採開始から約3時間で切り倒された。

 用地の取得が遅れたため、桶川北本ICから白岡菖蒲ICまでの区間の開通は、当初予定していた今年度中から来年度にずれ込む見通しとなった。