広島市北部で起きた土砂災害は、これまでに５２人の死亡が確認された。一方、広島市は行方不明者の名簿を公表し、情報提供を求めることを決めた。災害発生から６日目に入った被災地の一つ、広島市安佐南区八木から広島テレビ・小野宏樹リポーターが中継。

　捜索は、２５日午前７時から約３３００人態勢で行われている。警察によると午前６時現在、死者は２４日より２人増え５２人となった。また、依然として２８人が行方不明のおそれがある。この後、安倍首相が被災地を訪れ、被害や避難所の様子などを視察するすることになっている。

　一方、なかなか詳細が把握できない豪雨災害の行方不明者について、広島市は２５日に名簿を公表し、広く情報提供を求めることを決定した。公表するのは、行方不明者の住所、氏名、年齢、性別。また、県警本部には、行方不明者相談ダイヤルを設け、問い合わせに応じる。

　また、学校は、これから夏休み明けが明けていく。しかし、被災地の学校は、避難所になっている。捜索が長引いていることなどから学校再開の延期を決める学校もあるなど、多くの学校で再開のメドがたっていない。

　行方不明者相談ダイヤル（広島県警）：０８２－２２３－３７７７