全国学力テスト 静岡・沖縄が順位上昇
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文部科学省は25日、全国の小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストの結果を公表した。小学校の平均正答率を基に都道府県別の結果を見てみると、秋田県や福井県、石川県が去年に続き上位を占めた。その一方で、去年43位の静岡県は15位と大幅に順位を上げた。また、去年47位だった沖縄県は24位だった。
今年の全国学力テストは、全国の小学6年生と中学3年生を対象に、国語と算数・数学で行われた。県別の平均正答率で見ると、小学校では、特に沖縄県が大幅に上がり、算数の基礎問題では全国平均を2.8ポイント上回った。これは、2007年度の調査開始以来、初めて。沖縄県教育委員会は、「補習授業や家庭での学習など、様々な取り組みの成果」だと話している。
また、去年、県知事が学力テストの成績が悪かった小学校の校長名を公表する意向を示した静岡県も順位が上昇した。
静岡県教育委員会の会見「緊張感を持って、せっかくの全国調査ですので、それを日頃の教育活動で十分に活用をしてこなかったのではと、反省の契機になったのではと思う」
文科省は、今回の結果について、平均正答率が低い自治体と全国平均との差が縮小傾向にあることから、学力の底上げが進展していると分析している。