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蚊からウイルス検出 代々木公園“閉鎖”

2014年9月4日 16:36
蚊からウイルス検出 代々木公園“閉鎖”

 東京・代々木公園で蚊に刺された人が相次いでデング熱に感染した問題で、代々木公園の蚊からデングウイルスが検出された。これを受け、東京都は4日午後2時から公園の大部分を閉鎖した。代々木公園から鈴木美穂記者が中継。

 東京都は、2日から3日にかけて、代々木公園の10か所で276匹の蚊を採集して検査を行っていたが、東京都によると、このうち4か所で採集した蚊からデングウイルスが検出されたという。

 代々木公園は、道路を挟んで大きく2つの地区に分かれるが、ウイルスを持った蚊が採集された4か所はいずれも北側の地区にあり、東京都は代々木公園の8割にあたるこの地区全体を4日午後2時から当面の間、立ち入り禁止にした。

 また、東京都は、5日から改めて蚊の駆除を行うということで、4日午後から専門家を公園に呼んで、カブトムシなど他の昆虫や生態系に影響を与えない駆除方法を検討している。さらに、蚊を採集する場所を倍の20か所に増やして、週に1回の検査を続ける方針。

 東京都によると、立ち入り禁止となった地区には約30人の路上生活者がいるということだが、今後、個別に宿泊施設などの紹介を行うという。

 厚生労働省などによると、国内でデング熱に感染した人の数は3日より7人増えて55人となり、感染者の数はさらに拡大している。

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