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岐阜西部“アレルギー症状”2150人に

2014年9月4日 22:23
岐阜西部“アレルギー症状”2150人に

 岐阜県の西部で、小中学校の児童や生徒に目のかゆみなどの症状が現れていたことについて県教育委員会が調べたところ、これまで把握していた人数の5倍の2150人が症状を訴えていたことが分かった。

 岐阜県の大垣市や羽島市では3日、小中学校の児童や生徒計430人が一斉に目のかゆみや充血などの症状を訴えた。

 大垣市内では3日、空気中のイネ科植物の花粉濃度が急激に上昇していたことが分かっていて、診察した医師などによると花粉アレルギーの可能性があるとしている。

 岐阜県教育委員会は4日、他の地域にも広がっていないか調べたところ、羽島市で症状を訴えた児童や生徒の人数が大幅に増えた他、新たに養老町や輪之内町でも確認され、集計の結果、42の小中学校の計2150人に上った。

 いずれも症状は軽いということだが、教育委員会は調査を続けるとともに、風の強い日は屋外での活動を控えるなど注意してほしいと呼びかけている。