デング熱 明治神宮外苑か外濠公園で感染か
代々木公園の周辺以外でデング熱に感染したとみられる都内の60代の男性が、明治神宮外苑、もしくは千代田区の外壕公園で感染した可能性があることが新たにわかった。
厚生労働省によると、東京の23区に住む60代の男性は、今月1日に症状が出て、デング熱への感染が5日に確認されていた。これまでの感染者は、代々木公園とその周辺、さらには新宿中央公園で感染したとみられているが、男性は訪れたことがなく、明治神宮外苑か千代田区の外濠公園で蚊に刺され、感染したとみられるという。代々木公園周辺以外での感染が疑われるのは2人目。
この男性から検出されたデングウイルスは、代々木公園のウイルスと遺伝子配列が同じで、厚労省は、代々木公園で発生したものが広がったとみている。
また、厚生労働省は6日、東京都や23区、国立感染症研究所などを集めて緊急対策会議を開いた。会議では、感染者が発熱の前後に、代々木公園以外で蚊に刺されていないか調べることや、世田谷、目黒区などでも、人の往来が多い公園で蚊の駆除などを行うことになった。