“床下”土砂流入も 支給対象拡大の方針
広島市の土砂災害で唯一再開されていなかった小学校の授業が8日、始まった。
梅林小学校は、10日遅れて授業を再開した。児童の半数以上が通学路を変更しての登校。地域の保護者などが見守る中、715人が宿題を抱え、元気な姿を見せた。
八木3丁目に住む3年生の井隈直也くん(9)も、この日を心待ちにしていた。
井隈直也くん「まず、みんなとしゃべりたい。(Q:どう、久しぶりにランドセル背負うの?)楽しい」
梅林小学校・中西浩二校長「友だち同士で肩を組んだり、笑い声があったり、担任も笑顔で、みんなが元気になった」
広島市には7日までに約9億円の義援金が寄せられた。この一部について市は、一律の金額を配分する方針を決め、申請を12日から受け付ける。
通常の災害では床上浸水以上が対象だが、今回は床下に土砂が流入した世帯にも支給対象を広げる方針。