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御嶽山 土石流に備え、監視カメラ設置急ぐ

2014年10月2日 12:15
御嶽山 土石流に備え、監視カメラ設置急ぐ

 戦後最悪の火山災害となる死者47人を出した御嶽山では、1000人態勢で捜索が行われている。噴火から6日目を迎えた2日は天候が悪く、ヘリコプターによる救助活動は行われていない。長野・王滝村からNNN取材団の浅野健太郎リポーターが中継。

 御嶽山山頂から南東に約5キロの王滝村登山口では、2日午前、晴れて御嶽山から噴煙が上がる様子が確認できるときもあったが、午前11時半現在、すっかり雲に覆われている。2日の捜索は1000人態勢で午前6時から始まり、地上から救助隊が向かった。隊員を運ぶヘリ輸送は天候が悪いため行わない方針。山頂は風が強く霧が出て視界が10メートルしかないため、山頂付近で一時待機している。偵察のヘリが映像を対策本部に送りながら行方不明者の捜索をしている。

 御嶽山周辺では2日昼すぎから雨が降る予報で、夕方から3日朝にかけて最大で1時間15ミリの雨になる見通し。御嶽山周辺の河川では堆積した火山灰が大雨で土石流になる危険があるため、監視カメラや砂防えん堤の設置が急がれている。