御嶽山捜索再開 警視庁の特殊救助隊も参加
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戦後最悪の火山災害となった御嶽山噴火から14日目の10日、天候が回復して捜索が再開している。台風が近づく中、これまでで最大規模の救助隊が編成された。御嶽山から南東に約10キロの自衛隊ヘリポートから、酒井龍人リポーターが中継。
御嶽山は早朝、雲がかかって見えなかったが、午前8時過ぎにはくっきりと姿を現し、噴煙も確認できるようになった。しかし現在は再び山頂付近が見えなくなっている。
ヘリポートでは午前7時から、隊員を乗せた大型ヘリコプターが次々と飛び立って行った。14日目の救助活動は、後方支援を含めて1117人で行われている。警視庁から特殊救助隊など100人が加わり、これまでで最大規模の救助隊。
台風19号が接近する中、救助隊には捜索期限が迫る焦りがみえる。
山頂に到着した救助隊は、計画された区画ごとに配置された。隊員が横一列に並んで、火山灰に長い棒を差し込む捜索を続けている。現時点では、新たな登山者が見つかったという情報は入っていない。御嶽山の噴火では死者55人、行方不明者は8人となっている。