台風19号 沖縄本島が暴風域に
沖縄本島地方は11日午前6時前、台風の暴風域に入り、南城市で午前7時半に、最大瞬間風速43.9メートルが観測された。
沖縄県によると、那覇市で20代の男性が、自宅のドアに挟まれて右手の中指を切断したほか、強風で転倒するなどして、県内で計9人が重軽傷を負ったほか、宜野湾市で物置の壁が飛ぶなど、家屋の被害も出始めている。県内では、計295人が公共施設などに自主避難している。
また、沖縄電力によると、午前7時現在、沖縄本島内を中心に約1万1400世帯が停電しているという。
交通機関では、那覇空港が11日、台風の影響で閉鎖され、航空便がすべて欠航しているほか、沖縄本島内のバスやモノレールも朝から運休している。