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五輪向け…競技用空気銃の使用、年齢緩和へ

2014年10月14日 19:08

 政府は14日、競技用の空気銃の年齢制限などを緩和する銃刀法の改正案を閣議決定した。2020年の東京オリンピック・パラリンピックにむけて射撃競技の選手育成を後押しする形となる。

 現在の銃刀法では、競技用の空気銃を射撃できる年齢は一定の資格をもち指導員の監督下であれば14歳から可能だが、14日に閣議決定した改正案では、この年齢制限を10歳にまで引き下げるとしている。年齢制限を巡っては射撃競技団体などがジュニア期からの育成が必要だとして8歳にまで引き下げるよう要望していたが、警察庁は指導員の指導に従って行動できる年齢として10歳からが適当と判断した。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックにむけて射撃競技の選手育成を後押しする形となり、政府は今の臨時国会での成立を目指す。