男性巡査長、証拠品の金「飲み会に使った」
大阪府警曽根崎警察署の男性巡査長(32)が、証拠品として保管されていた現金を盗んだことが分かった。
警察によると、曽根崎署の男性巡査長は先月10日、別の窃盗事件の証拠品である現金1万円を盗んだという。この巡査長は、証拠品を管理する担当者で、証拠品の保管庫にチャック付きの透明ビニール袋に入れた状態で保管されていた現金5万円から1万円札1枚を抜き取っていた。
通常、この保管庫は施錠されているが、当時、この巡査長の上司にあたる男性警部補がカギを閉め忘れ、保管庫にはカギがかかっていなかったという。
大阪府警では、証拠品のねつ造や紛失が相次ぎ、その対策として今年4月に全署に専従の証拠品係を配置したばかりだった。巡査長は「金は飲み会に使った」と話していて、警察は近く懲戒処分する予定。