警察白書「犯罪組織“資金源遮断”が重要」
今年の警察白書が公開された。暴力団などの撲滅に向けて、幹部らの検挙と資金源の遮断などが重要だと指摘している。
今年の「警察白書」では、暴力団や外国人グループによる組織犯罪に触れ、警察庁がこの10年あまりで構成員の減少などに一定の成果を挙げてきたとしている。一方で、去年、振り込め詐欺などの特殊詐欺で検挙された3分の1強が暴力団関係者で、特殊詐欺が暴力団の資金源になっていると指摘し、暴力団が巧妙かつ効率的に利益を得るために経済活動を変化させていると分析している。そして、犯罪組織の撲滅のためには主要幹部らを検挙するとともに、資金源の遮断などが重要だと指摘している。