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18季連続の“万羽ヅル”を確認 出水平野

2014年11月8日 12:38
18季連続の“万羽ヅル”を確認 出水平野

 本格的なツルの飛来の季節を迎えた鹿児島県の出水平野で8日、今シーズン初めての羽数調査が行われ、18シーズン連続の万羽ヅルが確認された。

 ツルの越冬地・出水平野では、先月23日からツルの飛来が始まっている。まだ暗いうちから始まった今シーズン初の羽数調査には、地元の中学生やツル保護会のメンバーなど約100人が参加した。調査の結果、ナベヅル1万1802羽、マナヅル451羽など、5種類のツル計1万2273羽を確認。18シーズン連続の万羽ヅルとなった。また、今年は、産毛が生えたカナダヅルの幼鳥2羽の飛来も初めて確認された。

 出水市立荘中学校ツルクラブ・中村あかり部長「1回目から1万2000羽を超えることはなかなかないと思うので、大変でしたが、次からも、たくさん数えられることに喜びを感じつつ、数えていきたい」

 越冬したツルがふるさとのシベリアへ帰る北帰行は、年明けの2月ごろになる見込み。