天皇・皇后両陛下 奈良で豪雨被災者と懇談
天皇・皇后両陛下は、奈良県で2011年の豪雨災害の被災者と懇談された。
天皇・皇后両陛下は15日、奈良県明日香村を訪問し、2011年9月に奈良・和歌山・三重3県で80人以上の死者・行方不明者を出した紀伊半島豪雨災害の被災者9人と懇談された。
当初から被害に心を痛めていたという両陛下は、一人ずつ「山津波」と呼ばれる土砂災害の様子や復興工事の状況などを尋ね、「くれぐれもお体に気をつけてください」とねぎらわれた。また、最後に天皇陛下が全員に対し、「少しでも安全な生活が皆できるように、今度の経験を生かして地域の安全性を高められるよう願っています」と、1分以上にわたりお言葉を述べられる予定にない場面もあった。
16日は、「全国豊かな海づくり大会」の式典などに出席される予定。