雪囲いで冬支度…福井・曹洞宗大本山永平寺
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20日朝の福井県内は各地で今シーズン一番の冷え込みとなる中、曹洞(そうとう)宗大本山永平寺では、雲水らが雪囲いをして冬支度を進めていた。
20日朝は作務衣(さむえ)姿の雲水ら40人余りが作業にあたり、客をもてなす瑞雲(ずいうん)閣や雲水が座禅をする僧堂などの軒下に雪囲いをしていった。20日朝は大野で0℃、福井で2.6℃、敦賀で4.1℃などと、県内の10か所の観測地点のうち9か所で今シーズン一番の冷え込みとなる中、雲水たちは声をかけ合いながら、丸太の骨組みを大きな竹簀(す)で覆っていく。山に囲まれた永平寺は冬の積雪が多く、雲水たちは雪の重みで建物が傷まないよう、作業を進めていた。
永平寺では21日までに境内にある七堂伽藍(がらん)など木造の建物全ての雪囲いを終え、本格的な冬に備える。