豊洲市場予定地 土壌汚染対策工事が完了
築地市場の移転先で土壌汚染が問題となっていた東京・江東区豊洲の新市場予定地について、東京都は27日、土壌汚染の対策工事が全て完了したことを確認した。
築地から市場が移転される江東区豊洲の新市場予定地をめぐっては、かつてガス工場が操業していたことから、土壌や地下水の汚染が問題となっていた。これを受け東京都は、3年前から対策工事を進めていたが、27日、環境問題の専門家らが集まった会議が開かれ、先月末で対策工事が全て完了したことが確認された。この工事では、38万平方メートルの範囲の土壌汚染対策が行われ、工事完了後の確認調査では、全ての地点で水銀などの有害物質が不検出、または基準値以下であることが確認されたという。
豊洲の新市場は2016年3月に完成予定。