豊洲の施設撤退 社長が涙ながらに理由語る
東京の築地市場の移転先・豊洲新市場の商業施設の計画が白紙になった問題で、大手すしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村の社長が涙ながらに撤退理由を語った。
来年11月の豊洲新市場移転にあわせて開業予定だった「千客万来施設」は、魚介類の専門店やフードコート、温浴施設などが造られる計画だったが、喜代村が事業から撤退し、計画が白紙となった。
喜代村は29日に会見を開き、共同事業者だった大和ハウス工業が2月に辞退したことや、温浴施設の整備について東京都と条件が折り合わなかったことが撤退の理由だと明かした。
喜代村・木村清社長「本当に苦肉の判断で、みなさんが協力して一生懸命やっていただいて、だけれども今回のような事態になってしまって」
都は再度、事業予定者の公募を行うという。