豊洲新市場 商業施設の計画が白紙に
築地市場の移転先である東京・江東区の豊洲新市場について、東京都は、商業施設の計画が白紙になったことを明らかにした。
計画が白紙になった豊洲新市場の商業施設「千客万来施設」は、築地市場の場外市場にあたるもので、食の魅力の発信と観光客の獲得を目的に、魚介類の専門店約140店舗のほか、フードコート、温浴施設などが作られる計画だった。
しかし、事業予定者だった大手寿司チェーン「すしざんまい」を展開する喜代村が28日、事業からの撤退を申し出たため、施設の計画は白紙になったという。温浴施設の整備などについて、都と条件が折り合わなかったことなどが理由とみられる。
当初予定していた来年11月上旬の市場開場との同時オープンは事実上困難で、都は今後、事業予定者の公募を再度行うという。