子供の連れ去り100件…増加傾向に
今年、13歳未満の子供が連れ去りなどの被害にあった事件は、先月末までに100件に上り、増加傾向にあることが警察庁のまとめでわかった。
警察庁によると今年1月から先月末までに13歳未満の子供が連れ去られたり、誘拐されたりした事件は、全国で100件に上り、去年の同じ時期に比べて13件増えている。
こうした事件は、2004年に141件、2005年に104件と各地で相次いで以降は2ケタに止まり、2008年には63件まで減少したが、今年9年ぶりに100件に達した。
被害の8割は女の子で、午後4時から午後6時までの下校時間帯の被害が25件と最も多くなっている。また、発生場所は「道路上」の38件が最も多く、このうち26件で被害者と容疑者に面識がなかったという。