大雪に見舞われた新潟県津南町で１８日、土砂崩れが発生し、長野との県境にある集落が一時、孤立した。この土砂崩れは水力発電所に水を運ぶ東京電力のトンネルから水が出たことが原因だとわかり、東京電力が町長に謝罪する事態となった。

　当初は大雪が土砂崩れの原因かと思われたが、１９日午後、東京電力が謝罪の会見を開いた。町では当初から「現場で水が出ている」との報告があったという。雪解けの季節ではないことから、なぜ大量の水が出ているのか疑問に感じたという。

　津南町では、まだ安全が十分に確認できていないとして、国道４０５号は１９日午後１０時～２０日午前５時まで通行止めとなる。集落の日常が完全に戻るにはもう少し時間がかかりそうだ。