羽越線脱線事故から9年 庄内町で慰霊式
38人が死傷したJR羽越線・特急いなほの脱線・転覆事故から9年。25日、山形県庄内町の現場で慰霊式が行われた。
この事故は、2005年12月25日、新潟行きの特急いなほ14号が脱線・転覆し、乗客5人が死亡、乗客・乗員計33人が重軽傷を負ったもの。慰霊式には遺族やJR東日本の関係者ら45人が出席し、初めに黙とうを行い、犠牲者の冥福を祈った。
この後、JR東日本の冨田哲郎社長が「安全への誓い」を述べた。
冨田社長「全ての社員が安全に対する強い決意を共有し、たゆまぬ努力と挑戦により、究極の安全に向けた取り組みを着実に進めていく所存です」
JR東日本では、事故の原因となった突風を事前に予測するシステムの開発を進めている。