長江の転覆事故 14人死亡 428人不明
中国の湖北省を流れる長江で客船が転覆した事故は、いまも420人以上が行方不明になっていて、不安定な天候の中、救出活動が続いている。
中国の国営テレビによると、1日夜、南京から重慶に向かっていた客船が転覆した事故は、これまでに14人が死亡、14人が救助されているが、いまだに428人の行方がわかっていない。
3日朝から船体に穴を開けて生存者を捜しているほか、捜索範囲も現場の下流220キロまで拡大しているが、救助活動は難航している。
すでに、行方不明者の一部の家族は事故現場付近に入っていて、岸壁では3日朝、行方不明者の親族とみられる女性が川に向かって泣き叫ぶ姿もあった。
一方、一部の地元メディアは転覆した船が何度も改造を繰り返していたとして、船の構造上の欠陥を指摘している。