南相馬市の特定避難勧奨地点 指定全て解除
原発事故に伴う福島県南相馬市の特定避難勧奨地点は、28日に指定がすべて解除された。
指定が解除されたのは南相馬市の152世帯。特定避難勧奨地点は、国が年間の被ばく線量が20ミリシーベルトを超えるとし、住民に避難を促した地点だが、国は28日、放射線量は下がったとして、指定を解除した。
福島県内の特定避難勧奨地点はこれですべて解除されたが、住民からは依然として困惑の声が聞こえる。
自宅の指定が解除された住民「解除になって、私たちはいいけど、4歳の孫はだめだと思う」
放射線への不安から家族が離れ離れになるケースもあり、住民の生活が元通りになるには、まだ多くの課題が残されたままだ。