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中村教授が文科省訪問、日本の大学に苦言

2015年1月15日 15:46
中村教授が文科省訪問、日本の大学に苦言

 ノーベル物理学賞を受賞した中村修二教授が15日、文部科学省を訪問し、「日本の大学には自由がない」と苦言を呈した。

 青色発光ダイオードを実現し、ノーベル物理学賞を受賞したアメリカのカリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村教授は、下村文部科学相と、大学のあり方などを意見交換した。

 下村文科相「日本の大学は何が必要か?」

 中村教授「やっぱり一番大きな違いは自由ですよね。(アメリカは)基本的には何をやってもいい感じなんですよ」

 中村教授は、大学入試制度についても「もっと入りやすくして、卒業を難しくすべき」と提言したほか、研究者や企業が世界で勝負できるよう、日本人はもっと英語を学ぶべきと強調した。また、青色発光ダイオードの研究推進のため、政府が財政面でさらに支援するよう訴えた。