佐賀で鳥インフルエンザ 鶏の殺処分が完了
鳥インフルエンザ感染が確認された佐賀県有田町で、感染が見つかったニワトリの殺処分が行われ18日深夜に作業が完了した。
鳥インフルエンザ感染が確認された養鶏場では、18日未明から鶏の殺処分が進められた。同じ業者の2つの養鶏場で約7万3000羽が飼育されていて、佐賀県では感染の確認から24時間をめざし作業を進めた。しかし、進捗(しんちょく)に遅れが見られたことから佐賀県の山口知事は、自衛隊に災害派遣を要請。陸上自衛隊久留米駐屯地の約130人が現地入りし、午後11時までに殺処分がようやく終了した。
佐賀県で初めて鳥インフルエンザが確認されたことで、県内の養鶏業者からは風評被害を心配する声も聞かれた。ウイルスの拡散を防ぐため、感染が確認された養鶏場周辺に出入りする車を消毒するためのポイントが14か所設置され、約半分は24時間態勢で対応にあたることになっている。