神奈川・箱根では１０日、一連の火山活動で最も大きい震度２の地震が起きた。箱根町では、立ち入りが禁止されている大涌谷への、温泉関係者などの立ち入りを認めるかどうか、１１日午後にあらためて検討する予定。

　箱根では１０日夕方以降、有感地震が相次ぎ、午後６時過ぎにはこれまでに最も規模の大きいマグニチュード３．１の地震が起き、震度２の揺れを観測した。１１日も午前１１時までに１０３回の火山性地震を記録するなど、依然として活発な火山活動が続いている。

　一方、箱根町では１１日午前から、観光振興についての会議が開かれている。

　箱根町・山口昇士町長「風評被害を払拭（ふっしょく）するためのオール箱根による対応を行いたく、当委員会において各組織の情報を共有して対応していきたい」

　また町では、この後、温泉地学研究所も交えて検討会を開き、８日から立ち入りが禁止されている大涌谷への、温泉関係者などの立ち入りを認めるかどうか、あらためて判断する予定。