温泉関係者らの大涌谷立ち入りは?記者中継
神奈川県の箱根では、11日も活発な火山活動が続いている。箱根町では現在禁止されている大涌谷への立ち入りを部分的に認めるかどうか、会議を開いて話し合う。箱根町仙石原から石浜勇樹記者が中継。
大涌谷への立ち入りがこのまま規制され続けると、箱根の温泉の供給がストップする可能性もあり、この後行われる会議には温泉関係者も注目している。会議の行われる温泉地学研究所には11日午後、関係者5人が入った。
大涌谷への立ち入りは11日まで全面的に禁止されていて、温泉のくみ上げ施設のメンテナンス作業が滞っていることから、今後、十分な温泉の湯量を確保できなくなる恐れもあるという。箱根町では11日午後3時から温泉地学研究所も交えて会議を開き、12日以降、温泉関係者などの立ち入りをあらためて認めるかどうか判断する予定。
箱根では10日、最も大きい震度2の地震が起きたが、11日も午後2時半までに121回の火山性地震を記録するなど、2001年の群発地震以来の活発な火山活動が続いている。
気象庁は、大涌谷周辺で小規模な噴火が起きる恐れがあるとして引き続き警戒を呼びかけている。