神奈川県の箱根山で群発地震が増えている事を受けて、気象庁は４日、現地調査を行った。大涌谷の温泉施設からは引き続き蒸気が勢いよく噴き出している事から、今後の火山活動に注意を呼びかけている。

　箱根町の大涌谷周辺では、突発的に高温の水蒸気などが噴き出す恐れがある事から、町では４日からハイキングコースへの立ち入りを禁止している。気象庁が行った現地調査では、温泉施設から蒸気が勢いよく噴き出している事が確認された。気象庁は、火山活動が高まっているとして、今後の火山活動に注意するように呼びかけている。

　一方、箱根町は、立ち入り規制の範囲は一部に限られており、ほかの地域では情報に注意しながらも観光を満喫してほしいと話している。