箱根山 温泉関係者らが点検作業
6日、噴火警戒レベルが1から2に引き上げられた神奈川県の箱根山だが、7日午前、地元の温泉関係者などが、立ち入りが規制されている大涌谷地区に入り施設の点検など作業を進めている。
大涌谷には水蒸気の熱などを使って温泉を作り、周辺の旅館などに送る装置が設置されているが、7日午前9時頃、温泉関係者らが中に入り、今後も温泉を供給できるよう施設の点検や整備などを行ったという。
温泉供給会社の作業員「(白い蒸気が)噴いてる所は強いが、他はいつも通りです」
またこの後、ロープウエーの関係者や大涌谷に店舗がある商店の関係者らも敷地の中に入った。店舗の関係者らは、店に残してきた金や生鮮食品などの確認などを行う予定だという。
一方、町役場では、先ほど箱根町の町長が旅館組合と意見交換会を行い、今後の対策などについて話し合った。
箱根町・山口昇士町長「噴火警報がレベル2に引き上げられたところだが、今後もこの噴火が早い時期に沈静化することを祈るばかり」
気象庁などによると7日は午前9時までに13回の地震があったが、体に感じる地震は起きておらず、地震活動はやや低調な状態が続いているということだが、気象庁は引き続き小規模な噴火の発生に警戒を呼びかけている。