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大涌谷 “条件つき”で立ち入り許可へ

2015年5月11日 23:41
大涌谷 “条件つき”で立ち入り許可へ

 神奈川県の箱根では11日も活発な火山活動が続いている。箱根町は11日夜、禁止されていた大涌谷への立ち入りを、12日以降は、温泉関係者などに限って厳しい条件の下で認めると発表した。

 大涌谷への立ち入りは11日まで全面的に禁止されていて、温泉のくみ上げ施設のメンテナンス作業が滞っていることから、今後、十分な温泉の湯量を確保できなくなることも懸念されている。箱根町では11日午後、温泉地学研究所などの専門家も交えて協議した結果、12日以降は温泉を管理する職員などの立ち入りを、短時間でエリアを区切るなど、厳しい条件を付けて認めることを決めた。

 一方、活発な火山活動は11日も続いている。国土地理院は、8日に大涌谷の半径100メートルのエリア内で最大で6センチの地面の隆起が確認されたと発表していたが、10日の観測では、このエリア内の別の場所で新たに最大8センチ隆起しているポイントを見つけたという。

 また、11日午後2時すぎには、震度1の地震が起きたほか、午後9時までに184回の火山性地震を記録した。

 観光への影響も懸念されるなか、午前に行われた会議の冒頭、箱根町の山口町長は「オール箱根で対応していく」と述べた。

 箱根町・山口昇士町長「風評被害を払拭(ふっしょく)するためのオール箱根による対応を行いたく、当委員会において各組織の情報を共有して対応していきたい」

 箱根町の観光課は、「箱根町で行けないのは0.3%。しっかりした情報を流すのが責務」としていて、情報発信に努める姿勢を示した。