硫黄島で戦没者追悼式 遺族が平和への誓い
太平洋戦争で激戦地となった硫黄島で、遺族らが参加し、戦没者追悼式が行われた。
硫黄島は、70年前の太平洋戦争末期、本土防衛の拠点として1か月以上も激戦が続き、日本側の戦死者は2万1000人を超えた。
23日の戦没者追悼式では、出席した31人の遺族を代表して増澤伸介さん(49)が祖父への思いと、平和への誓いを述べた。
増澤伸介さん「祖父は30代でした。まだ幼い娘たちをおいて戦地へ赴く気持ちは、想像するだけでもつらい。悲惨な戦争は、決して繰り返してはならない」
戦後70年を迎え、遺族の高齢化が進む一方で、戦没者の孫にあたる世代の追悼式参加者が徐々に増えている。