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鹿児島の離島「甑島」が国定公園に

2015年3月16日 14:41
鹿児島の離島「甑島」が国定公園に

 珍しい地形が多くみられることで知られる鹿児島県薩摩川内市の離島「甑島(こしきしま)」が16日、国定公園に指定された。

 薩摩半島の西方約30キロの東シナ海に位置する甑島には、長さ4キロほどある砂州や切り立った崖など珍しい地形が多くみられるほか、周辺の海域はサンゴの生息地にもなっている。こうした独特の地形や優れた自然景観などが評価され、16日、国定公園に指定された。指定の対象は甑島の周辺海域を含む約3万ヘクタールで、このうち陸地の86ヘクタールが動植物の採取などが厳しく規制される特別保護地区に指定された。

 これを受けて16日朝、薩摩川内市役所などには指定を祝う懸垂幕が掲げられた。国定公園の指定は全国で57か所目で、鹿児島県内では奄美群島や日南海岸に続いて3か所目だという。