地価公示発表 金沢駅前が上昇率全国1位に
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土地を取引する時の価格の目安となる地価公示を国土交通省が発表した。先週、北陸新幹線が開業した金沢駅前の商業地が全国1位の上昇率となっている。
公示価格が全国で最も高かったのは、東京・銀座の「山野楽器銀座本店」で9年連続。1平方メートルあたりの価格は3380万円と去年より420万円上昇し、上昇率も拡大している。全国平均は住宅地がマイナス0.4%と下落幅の縮小は続いていて、商業地では0.0%と7年ぶりに下落から横ばいに転じた。
景気回復傾向が続く中、低金利などアベノミクス効果の下支えにより地価が上昇したとみられる。また三大都市圏では住宅地、商業地ともに上昇が続く一方で、地方は約7割が下落しており二極化が続いている。
全国で上昇率1位となったのは、先週、北陸新幹線が開業した石川県の金沢駅金沢港口の商業地でプラス17.1%となっている。ホテルや商業施設などの建設が進み、地価が上昇している。
また住宅地の上昇率では、上位10位すべてが福島県いわき市となった。福島第一原発事故の長期化などにより双葉郡からいわき市内に移転する避難者が増えたことが要因とみられている。