住宅地にクマ“興奮状態” 猟友会が駆除
22日朝早く、岩手・北上市内の住宅地に成獣のクマ1頭が現れた。人への被害はなかったが、クマは興奮状態で、駆け付けた猟友会が駆除した。
駆除されたクマは体長約2メートル、重さ約100キロの成獣のツキノワグマとみられている。クマが現れたのは北上市内の住宅地で、22日午前5時すぎに郵便配達員が目撃し、警察に110番通報した。その後、地元の猟友会などが駆け付けたところ、最初に目撃された場所から60メートルほど離れた用水路の中で見つかった。
クマは、話し声などに反応し、興奮して人に向かってくる様子も見られたことから猟友会が駆除した。現場は、住宅地にあり、近くには保育園があったが、人への被害はなかった。
警察では、「山菜採りシーズンも近づいていることから、十分注意してほしい」と呼びかけている。