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【関東で震度5強】余震の被害に十分注意を

2015年5月30日 21:32
【関東で震度5強】余震の被害に十分注意を

 30日午後8時24分頃、小笠原諸島西方沖を震源とするマグニチュード8.5の巨大地震があった。この地震で小笠原諸島の母島と神奈川県二宮町で震度5強の強い揺れを観測した。この地震による津波の心配はない。

 気象庁の観測によると、30日午後8時24分頃、小笠原諸島西方沖を震源とする地震あった。この地震で東京都の小笠原村母島と神奈川県二宮町で震度5強の強い揺れを観測した。さらに、震度5弱を埼玉県の春日部市、鴻巣市、宮代町で観測している。震度4の揺れを東京都の千代田区のほか、八丈島、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県で観測した。

 さらに、北海道から沖縄県の全国の広い範囲で、震度1以上の揺れを記録している。この地震による津波の心配はない。

 震源地は小笠原諸島西方沖。震源の深さは590キロ。地震の規模を示すマグニチュードは8.5と推定される。この地震は小笠原諸島の西方沖の太平洋プレートの内部で発生した地震とみられる。震源の深さが590キロと非常に深い場所で起きたが、太平洋プレートが地震波をよく伝えるため東北から関東地方にかけての太平洋側で揺れが大きくなるのが特徴。

 気象庁によると、これまでもマグニチュードが7を超える大地震が繰り返し起きている。気象庁は今後も余震の恐れがあるとして、揺れが強かった場所では余震による土砂災害や落下物などの被害に十分注意してほしいと呼びかけている。