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気象庁10年ぶりレポ「温暖化確実に影響」

2015年3月20日 14:04
気象庁10年ぶりレポ「温暖化確実に影響」

 気象庁は日本の将来の天候予測についての異常気象レポートを10年ぶりに公表し、「地球温暖化が日本の天候に確実に影響を与えている」と初めて強い表現で対策の必要性を訴えた。

 レポートによると、日本の平均気温はこの100年で1℃以上、上昇し、海面の水温も上がったとして「地球温暖化が日本の天候に確実に影響を与えている」と初めて強い表現で対策の必要性を訴えた。

 さらに、このまま地球温暖化が続いた場合、今世紀末には日本の平均気温は最大で3.5℃上昇し、短い時間に強い雨が降る回数も増えるという。また、梅雨の期間が長くなり、夏の天候が不順になる可能性もあり、気象庁は「対策を急ぐべき」としている。