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アシアナ航空会見「角度は正常でなかった」

2015年4月16日 18:09
アシアナ航空会見「角度は正常でなかった」

  14日、広島空港で旅客機が着陸に失敗した事故で、16日午後4時からアシアナ航空が事故後初めて会見を開き、事故当時の視界について「着陸可能だったと聞いている」と述べた。

 記者会見の中でアシアナ航空の山村明好副社長は今回の事故を「大変重大な事故と認識している」と述べた。この事故では、着陸当時の視界が焦点の1つとなっているが、アシアナ航空は着陸ができる視界があったと説明した。

 山村副社長「視程が現在の段階では着陸可能なミニマム以上の視程であったと聞いています。進入角度が規定されてまして、進入角度によりますと正常ではなかった」

 一方で、滑走路に進入したときの航空機の角度については「正常ではなかった」との認識を示した。

 アシアナ航空によると、事故当時、操縦をしていたのは機長で、事故を起こしたエアバス社の機種で800時間以上の操縦経験があったという。事故の原因については、「事故はあらゆる要素が混在して起こるのが常。全てを精査をしていく」と述べている。