広島空港に誘導装置 着陸時の視界条件緩和
先月、広島空港でアシアナ航空機が着陸に失敗した事故で、破損した着陸誘導装置が簡易型で5日から運用を再開した。
Uターンラッシュに沸く5日、広島空港上空を何度も飛ぶ機体の姿があった。着陸誘導装置が正常に機能するかチェックする専門の検査機だ。装置は先月、着陸に失敗したアシアナ航空機が衝突し、壊れていた。国は簡易型の装置を取り付け、3日前から検査をしていた。5日は、電波が適切に届いているか、最終チェックを行った。検査で異常は見つからず、5日午後4時、運用再開となった。
これで、着陸に必要な視界の条件は1600メートル以上から、550メートル以上に緩和。着陸誘導装置の工事は今後も続き、年内には事故前の空港機能を取り戻す。