アシアナ機事故2秒前に着陸やり直し試みる
アシアナ航空の旅客機が着陸に失敗した事故から間もなく1か月。運輸安全委員会は13日、アシアナ機が事故の2秒前に、着陸のやり直しを試みたとするフライトレコーダーの分析結果を公表した。
運輸安全委員会の会見「操縦装置もそれなりに働いているし、エンジンの出力もアップしている。機長は着陸復行の操作、ゴーアラウンド操作を行った事がわかる」
運輸安全委員会によるフライトレコーダーの分析では、事故機は通常の高度や速度で着陸コースに入ったものの、事故の約1分前から、通常よりも低い高度で飛行していたという。さらに、空港の着陸誘導施設に衝突する約2秒前に、パイロットがエンジンの出力を上げると共に機首を上げる操作を行い、着陸をやり直そうとした形跡があるという。
運輸安全委員会は、ボイスレコーダーの解析などを進め、事故原因を更に詳しく調べるとしている。